楽しい釣りをするために、ぜひ守ってほしいのがマナーとルール!
私、冬はスノーボードなどもやったりするのですが、ゲレンデでもやっぱりマナーやルールが大切。
釣りにだってマナーとルールがあるんです。
挨拶をしよう
釣船の出船時間は早いものです。
十分な睡眠時間が取れず、機嫌が悪い時もあるかもしれません。
が、その日一日(半日)お世話になる釣船屋さんや、船でお隣なった方々には明るく挨拶をしよう!
こちらが気持よく挨拶をすれば、きっと気さくに応じてくれるはずです!
稀に、何だこいつ・・・・って目で見られるかもしれませんが(笑)
コミュニケーションも釣りを楽しむ大事なアイテムですぞ。
携帯灰皿を用意しよう
カワハギ釣りをメインにやろうと思うと、船での釣りがメインになってくるかと思います。
船の移動中・カワハギの餌食いが悪い時なんかに暇つぶしに一服・・・・・なんてこともあるでしょう。
潮風に当たりながら、解放感あふれる一服タイムはまた格別だったりしますよね!
そんなひと時を過ごした後の吸い殻、海にポチャン・・・船にポイ・・・なんてしていませんよね?!
乗合船で知らないオッチャンがよくやっています。海にポチャン。
もう、はっきり言ってカッコ悪いの!!
携帯灰皿をスっと出して、吸い殻をスッと中にしまう。
海も汚れないし、なにより絶対こっちの方がカッコいい!
ということで、ぜひぜひ携帯灰皿を用意していってください。
ゴミは持ち帰ろう
たばこもそうだけど、それ以外の切れたハリスや市販仕掛けのパッケージなど、釣りには細かいゴミが出るものです。
そんなゴミも、海に投げたり、船に置き去りにしてはダメダメ。
スーパーの袋でOKなので、大きめの物を一つ用意して行こう!
風で飛んでいかないように、船の手すりやロッドキーパー等にしばって固定して、釣りで出たゴミはその中へポイ。
一か所にまとめておけば、片付けも楽ちん。
最後に船の中で回収してくれるところもあるので必ずゴミ袋を持って行こうね!
小さいカワハギ・食べないお魚は逃がしてあげよう
あんまり釣れない時は小さいものでも持って帰りたくなるもの・・・。
その気持ちは私も同じ。
でも、ちょっと待って!
その子、食べます??
夕飯にカワハギを食べる気満々で釣りに来たものの、小さい子しか釣れず、しかしやっぱりカワハギが食べたいよ!ということで、食べるのなら小さな命と引き換えに持ち帰ることもあるでしょう。
が、15cmにも満たない小さな子を「とりあえず」とバケツに生かしておき、大きなものが釣れた頃には小さい子は「絶命していたので海に捨てた」とか「食べるところないから(海ではなく陸に)捨てた」とかはやめましょう!
カワハギ以外のお魚に関してもそうです。
「また釣れると邪魔だからとりあえず殺しておく」とかやめましょう。
小さな子や食べないお魚は、海に帰してあげてください。
小さい子はいずれ大きくなります。
大きくなれば釣る楽しみになります。
小さい子でも、外道でも、食べること前提で持ち帰るなら仕方ありません。
海に帰してあげたところでカモメのご飯になるのも仕方ありません。
ハリを飲んでしまって海に帰すことができないお魚なら仕方ありません。
でも、ハリも外れていて食べないお魚なら、その命は自然にゆだねてあげてください。
何ヶ月後かにまた、楽しませてね、と。
ハリを飲んじゃったお魚はどうしましょう・・・
釣れたカワハギがハリを飲んじゃって、仕方なく糸を切って持ち帰り・・・なんてことありませんか?
いい型のカワハギだったらハリをつけたまま有無を言わさずお持ち帰りしますが、小さなカワハギや本命以外のベラやフグだったらどうしますか?
海に帰してあげたいですよね?!
でも口の中にはざっくりハマって取れなくなったハリが・・・・・・・・・・。
船の近くにはカモメが「そのベラ美味しそうねー」と投げられるのを待ち構えています。
こうなってしまったら、お魚の様子をみて
- 元気であれば 無理にハリを抜かず、お魚の方にハリスの糸が残らないよう短めに切って、カモメに食べられないよう海に逃がしてあげてください。
- 元気がなかったら やはり、無理してハリを抜かずに、バケツで泳がせて回復させてから海に帰すか、どうにも助からなさそうであれば、そのまま放してしまうと、カモメに食べられてしまい、今度はカモメが気の毒なことになってしまうので、おうちに連れて帰りましょう。
ハリが刺さってしまっても、お魚が元気であればそのまま生きていられます。
ハリは海の水分と塩分で酸化して数日くらいで錆びてしまうのでそこまで影響は残りません。
が、お魚が元気でない、または既に絶命してしまっているようだと、海に放したときに海面に浮いてしまいます。
そうするとカモメが「ラッキー!」とばかりにパクリとしてしまったりするので、錆びていないハリがカモメに刺さる危険がある、というわけですね。
はしゃいでも暴れすぎないで
大きなカワハギが釣れると、釣った本人だけでなく、仲間や周りにいる人も注目して喜んでくれます。
釣った本人はもちろん大喜びですが、嬉しすぎて仲間と一緒に大はしゃぎーwww
一人釣りでは味わえない喜びだったりしますよね!
でもでも、カワハギとファイトしている最中の方もいらっしゃるので、手を振り回したり、船底で地団駄踏んだり、大声で奇声を上げたりなどしないよう、ほどほどに喜びを分かち合ってください。
持ち帰った獲物はちゃんと食べよう!
ハリを飲んじゃって仕方なく持ち帰ることになってしまったキタマクラは、絶対食べないでいただきたいです。
が、せっかく釣ったカワハギ、大切な命を絶ってまでおうちに連れて帰ってきたのですから、是非是非美味しく食べてください。
さばくのが面倒!なんて言わずに、カワハギはカワハギというだけあって、ペロンと皮が剥げますし、お刺身でも煮つけでも唐揚げでも鍋でもアラの味噌汁でも本当においしくいただけるので、ちゃんとさばいて食してあげてください。
数が釣れて1~2日じゃ食べきれない場合は、昆布〆で5日くらいは食べられますし、干物やみりん干しにして冷凍保存したら1ヶ月くらいは余裕で行けますよ!
隣近所にお土産にしても、美味しいお魚なので喜ばれると思います!
下処理までしてあげると、お土産レベルUPですよw
また、外道(狙っていたお魚以外のお魚)でかかったベラもちゃんと食べられるお魚です。
塩焼き・唐揚げ・煮つけ、身が柔らかくて捌きにくいですが、頑張ればお刺身でもちゃんと食べられます。
釣れなくて悔しくても楽しかった思い出にしよう
周りは釣れているのに自分は外道ばっかり!!
カワハギなんて全然釣れなかったよ!!
隣は40枚、自分は0枚!!理不尽!!!
なんてことがあるかもしれませんが、カワハギ釣りはテクニックと運もなければ釣れないのです。
釣れなかった道中も「あれは絶対当たりだったはず」「この誘い方でカワハギは寄ってくるかな?」とか考えながら釣ろうとしていたはず。
その思考を巡らせるのがカワハギ釣りの面白さなんです。
釣れなくて悔しくても、考える時間だったり、仲間とワイワイ楽しい時間を過ごせたはず。
次回はこんなことをやってみよう、次回こそ○十枚釣るぞ!とかポジティブシンキングで行きましょう!