| 日々垂れ流し |
2007.07.31〜2007.08.04
| 2007.07.31 友人Cに 本を勧めると 「その本は『ドグラ・マグラ』より面白い?」 と訊かれる。 『ドグラ・マグラ』は ごぞんじ夢野久作の代表作だ。 いまでも面白い小説かどうかの 判断基準が 『ドグラ・マグラ』であるというのは 素晴らしい。 ただね、 僕は『ドグラ・マグラ』を 人に面白いよ、 といって勧めることができるかどうか これまた難しい。 この難解の小説を解説して欲しい とは思わない。 この小説はこの難解さのまんま 読むことに意味があって すべからく小説というのは その本が素晴らしいかどうかは その読み手に与えられた 権利なのだ。 僕が友人Cに勧めた本は 阿部和重さんの『シンセミア』。 友人Cの感想は 「ひっどい話だよね」だった。 僕はその感想を聞いて 勧めてよかった、 と胸をなで下ろした。 少なくとも誉め言葉である。 ちなみに友人Sは 「その本は『俗物図鑑』より面白い?」 と訊いてくる。 まったくもう。 |